お歳暮のマナーとは?
お歳暮は昔、新年用のお供えを年の暮れに本家に持ち寄ったこと、江戸時代の商人が年末の決済と一緒に品物を届けたことなどが始まりとされています。
一年間お世話になった感謝の気持ちと、今後も長いお付き合いをさせていただきたい、という想いが込められています。
送る時期は、12月13日~31日までとされていますが、最近では12月上旬から送る人も増えています。
スーパーや百貨店でも特設コーナーを設置しているので選びやすいです。
気になるのは、喪中でも送ってよいのか、ということですが送っても問題ありません。
しかし、あまり日にちが近すぎる場合は相手に配慮をして年明けに「御年賀」「寒中御見舞い」という形で送った方が良いでしょう。
お歳暮を送る際に気を付けておきたいのは、相手の事情を考慮することです。
会社なのか個人なのかによっても送る品物が違ってきますし、昨年と部署や担当者が変わっている場合もあるので事前に確認しておいた方が安心です。
お歳暮は、一度送って終わり、では失礼にあたります。
今後も深い関わりがあると思う相手に送るようにします。一度だけの場合は「御礼」として送ります。
もし、相手が政治家や公務員・関わりの深い公立学校の先生であると公職選挙法や公務員規定に抵触する可能性もあるためやめておきましょう。
受けとる方の好みやアレルギーの有無などがわかれば、それを配慮した品物だと喜ばれます。
賞味期限が短い生鮮食品は、確実に期限内に受け取ってもらえるかわからない場合はやめておいた方が賢明です。
送るなら、お正月に食べられるように年末に送ると喜ばれます。