フードロス削減には業務用食品容器を活用すべし

廃棄される食品を減らすことは食品を取り扱うすべての業種における重要課題ですが、飲食店においては難しい部分もあるはずです。ビュッフェスタイルの場合は消費者が必要量を必要なだけ取り分けるのが基本であり、品切れになった場合はそこで提供終了というのも納得してもらえますが、あらかじめ決まった量を提供する場合は量の調整が困難です。ご飯や麺の量を少なめにすることや大目にすることをオプションにしている店舗もありますが、初めて来店する消費者は基本となる量が分からなかったり、小さなお子さんが一緒にいると食べられる量にむらが出ることもあります。消費者は食べきれない場合も納得して代金を出すとしても、食品廃棄のコストを減らすと同時に、最後まで食べて欲しいと思うのが経営者です。

店舗におけるフードロスを減らし、料理を最後まで食べてもらうためには、業務用食品容器を提供することがひとつの方法です。業務用食品容器というとテイクアウトやデリバリーの印象がありますが、提供した料理を持ち帰ってもらうのにも使えます。提供から時間がたつと食中毒を懸念することもありますが、衛生的な業務用食品容器であれば無用な雑菌の繁殖は防げますし、電子レンジ加熱可能な容器であれば消費者にも喜ばれるはずです。特に品数の多いコース料理やパーティー料理はあらかじめ食品容器があることを伝えておけば残るリスクの軽減につながり、消費者の満足度も高まるでしょう。