買う楽しみが増す駄菓子屋の業務用ガラス容器

大人からこどもまで、多くの方がお菓子を好物にされていることでしょう。日本では古くは平安時代から菓子というものがあり、当時は落雁が主流でした。唐から伝わった砂糖を用いたもので、当時は貴族などの身分の高い方しか口にできないものです。そして江戸時代になると、庶民でも手軽に買える飴や餅が登場しました。

昭和中期になると、和菓子店で購入できるものが饅頭や餅、飴やチョコレート・ガムといったものは駄菓子屋で買うという区別が自然とつけられるようになったものです。そこでここでは、後者の店について解説をしていきましょう。おもに下町と言われる場所に存在をしており、1個10円程度でチョコやガムなどを小分けにして帰る店です。そしてここでは必ずと言っていいほど、商品お業務用ガラス容器に入れて展示もされていました。

食べ物を保管するのには業務用ガラス容器は打ってつけの品で、パッキンつきのフタでしっかりと密閉をすることも可能です。ところが駄菓子屋にある業務用ガラス容器は、他の飲食店やスーパーなどで見受けられるものとは一線を画しているのがポイントです。それは、購買意欲を掻き立てる効果を持っていたという点になります。通常のガラス容器は日光を遮断するために濃い緑色のカラーで作られていますが、駄菓子用は透明でしかも中身が取り出しやすい斜めの形で使われました。

小さいお子さんでも菓子が取り出しやすく、色んな菓子を目で見て自分で取れる楽しみもあります。